2007 年10 月08 日
ホームレス中学生
子どもに読ませよう!と思って買ってきたけど、完全に「親」の目線でいっきに読んでしまいました。中2だった田村少年。ある日、家に帰ると家財が外に運び出され「差し押さえ」の文字が。何が起きたのか分からない兄弟たちに父親が帰ってきて、言った言葉がちょっと衝撃!!「ご覧の通り家には入れなくなりました。厳しいとは思いますが、これからは各々頑張って生きていってください。では、、、解散!!」
これは吉本のお笑いコンビ「麒麟」の田村くんの自叙伝です。さすがお笑い芸人だけあって、実はおも〜い内容をサラっと明るく語っているけれど。中学2年で公園に寝泊まり、草やダンボールを食べたという話し、公園で鳩にパンの耳を与えるおじさんに、思わず「そのパンの耳をくれませんか?」と食べ物を乞う話し。また雨水で体を洗っていたので、お湯のシャワーやお風呂がどんなに素晴らしいものかを力説する場面、どれも親の目線になって読んでいる私はテンション下がりまくり。
以後、我が家では、子どもがなにかつまらないことで反抗すると
「今日で家族かいさん!!、これからは各々ひとりで生きてゆくように」
というのが口癖に・・・。
ぜんぜん効果ありませんが。
投稿者:和み
at 13 :11| 最近読んだ本